ご実家が借地の上に建っており、相続後に「管理できないので土地を返したい」と地主に申し出たところ、「更地にして返してほしい」と言われたご相談者さま。 しかし、実家は空き家のまま長年放置され、庭木が生い茂りツタが建物を覆うほど。敷地内には古タイヤや家電などの不法投棄もあり、解体費用や解体前の管理にも大きな不安を抱えたそうです。
東京都杉並区にあるご実家を妹さまと相続された70代のご相談者さま。足が悪く、管理もままならないため、売却を希望しましたが、妹さまは「実家は残したい」と考えており、話し合いは平行線を辿ったようです。 売却以外の活用方法や管理の方法も分からず、「何から始めればよいのか分からない」という状況に。庭木は道路や隣家に越境し、家の中も荷物が大量に残ったままでした。
ご相談者さまは、相続した実家の売却を希望されていましたが、建物内には大量の遺品が腰高まで積み上がり、庭も剪定した枝や不法投棄されたゴミで埋もれていました。再三整理を試みるも作業が進まず、空き家は3年以上放置された状態に。 また、前面道路が4m未満であるため再建築不可の土地であることが判明し、そもそも売却ができるのかどうかすら不明な状況でした。
認知症で施設にいるお母様が所有するご実家を、ご長男さまが1~2ヶ月に一度、現地へ足を運び管理を続けていましたが、近隣住民からは「管理が行き届いていない」とたびたび苦情を受けていたそうです。 一時は売却も検討したものの、不動産会社から「所有者が認知症では売却はできない」と説明され、諦めざるを得ませんでした。そこで、管理の手間とご近所への影響を考慮し、空き家管理代行サービスの利用をご希望され、当センターへご相談いただきました。
相続されたご実家は借地の上に建てられた築50年以上の老朽平屋で、地主からは「更地にして返してほしい」と返還を求められていました。 建物は傷みが激しく、大規模なリフォームまたは解体が必要な状態でしたが、まだ遺品整理が済んでいないため、整理が終わるまでの管理のご依頼をいただきました。 ご相談者様は、将来的に更地にして返すしかないと考え、解体費用や手続きへの不安を抱えていらっしゃいました。
宮古島市内にある実家はすでに誰も住んでおらず、室内には仏壇だけが置かれている状態でした。相談者である長女さまが1週間に1度風通しをしていたため、建物はきれいに保たれていましたが、仏壇が残っているため売却や解体に踏み切れずにいました。 所有者である甥御さまは県外在住で管理や活用には消極的。長女さま含め80代の兄妹3人で管理を続けてこられていましたが、この先どうすべきかを悩み、ご相談いただきました。
どのタイミングで売りに出せばよいかを迷っている 雪の多い地域のため、除雪をしないままで放置している事が心配
ご相談者さまは50代の男性で、戦前に建てられたご実家を相続された方でした。 思い出の詰まったご実家を手放す気持ちにはなれず、売却以外の方法を探しておられました。 ただ、問題は管理の負担。月に1回、片道2時間かけて草刈りや見回りに通われており、ご近所からは草木の越境についてクレームも。ご相談いただいた夏の時期には、草木が生い茂り、道路やお隣の敷地にまで雑草が侵入している状態でした。 建物自体は趣があり魅力的でしたが、老朽化が進み、すぐに貸せる状態ではなく、リフォームも費用面から難しいという状況でした。
ご相談いただいたのは、空き家から遠方にお住まいの息子さま。ご実家は築50年以上の連棟住宅で、お父様が老人ホームに入居されたのを機に約10年間空き家状態となっていました。 屋根瓦は割れ、雨漏りの影響で床は腐り沈んでおり、外観からも空き家と一目でわかるほどの荒れた状態。家の中は足の踏み場もないほど荷物が散乱しており、いわゆる“ゴミ屋敷”のようでした。解体も難しい構造で、売却はおろか、処分そのものに不安を感じていらっしゃいました。
ご相談いただいた空き家は、沖縄県の宮古島に17年間にわたって放置されていたものでした。建物はすでに雨漏りとシロアリの被害が進行し、床や壁、天井が崩れ始めている状態。鍵のかからない窓からは第三者の侵入が疑われ、中には空き缶やゴミ、花火の跡までもが。老朽化に加え防犯上の問題も深刻で、このままでは行政から「特定空き家」に指定される可能性が高くなっていました。 所有者は4人兄弟で、全員がすでに宮古島から沖縄本島へ移住。長らく「解体したほうがいい」とは思いつつも、解体費用の分担について意見がまとまらず、手をつけられずにいたのが実情でした。
同じ市内に住み替えた後、約10年間手つかずのままだった空き家についてのご相談でした。室内には当時の生活用品がそのまま残り、ご自身では片付けもままならず、気がかりながらも手がつけられない状態が続いていました。庭には大量の残置物があり、野良猫が住みついて糞害も発生。近隣住民への迷惑もあり、精神的な負担を抱えておられました。 処分(売却)を希望されていましたが、該当物件は調整区域にあり、前面道路の条件なども影響し、思うように話が進まない状況でした。
ご相談に来られたのは、所有者さまの義理の娘さんでした。 築38年の一戸建ては、お義母さまが数年前から施設に入所された後、約1〜2年空き家のまま放置されていました。 庭木は伸び放題、破れた障子や生活用品がそのまま残る室内の様子に、ご相談者さまは「近所の方にも迷惑になっているのでは」と心配されていました。また「このまま老朽化が進んだらどうすればいいのか」という不安も抱えておられました。
ご相談者であるお兄さまは、約2年前に兄弟で150坪の土地を相続されました。しかし、そのうちの半分(お兄さま名義の土地)を、弟さまが自宅の庭として30年以上使用しており、お兄さまとしては「自分の土地を無断で使われている」と納得がいかないご様子でした。 お兄さまはご自身の土地に住宅を建てたいと考えて弟さまに相談したところ、強く反対され、兄弟喧嘩にまで発展。以来、兄弟間の会話は一切なくなってしまったとのことでした。 また、お兄さまは60代後半という年齢もあり、将来的な相続を見据え「このタイミングで土地を取り戻し、有効に使いたい」とお考えでした。
埼玉県鴻巣市にある実家の空き家を、兄妹で相続されたご相談者さま。お兄さまは海外勤務、妹さまは神奈川県在住という事情もあり、物件の管理ができず、少しずつ片付けを進めていたものの、気づけば8年が経過。敷地は約200坪と広く、「こんな広い土地は買い手がつかないのでは」と不安に感じておられました。 ご実家は完全な空き家状態で、長年放置された様子が一目で分かるほど。売却の意向はあったものの、どう動けばいいのか分からず、お困りだったそうです。
ご相談者様のお母様が施設へ入所されてから約2年、ご実家は誰も住まないまま空き家の状態が続いていました。 室内はお母様が住んでいらっしゃった当時のままで、荷物が多く残され、庭木は道路にはみ出しており、ご近所の方々にも迷惑をかけていることに大きなストレスを感じていらっしゃいました。 また、ご自宅からご実家までは車で約3時間と距離があり、定期的な管理が難しい状況。駐車場もなく前面道路も狭いため、片付けに行くことも困難。「このまま火事や地震が起きたらどうしよう」と不安を抱えながらも、どうしてよいか分からずに時間が過ぎていたとのことでした。
お母様の死去により、東京都東村山市にある実家を二人の息子様が相続。お二人ともすでに持ち家があり、将来的に住む予定もないため、売却を希望されていました。しかし、室内には故人の生活用品や家具が大量に残されており、さらにお一人は千葉県、もう一人は北海道と遠方にお住まいで、仕事も多忙。頻繁に通っての管理や片付けが難しい状況で、空き家の状態が続いていました。
名古屋市にあるご相談者さまのご実家が、ご両親の他界後4年間空き家のままになっていました。相続時には深く考えず、兄弟3人で共有名義にしていたものの、管理や売却を巡って意見が合わず、徐々に兄弟間の関係も冷え切っていったそうです。 「このままでは次の世代に負担を残してしまう」との思いでご相談をいただき、当初のご希望は「とりあえず管理してほしい」とのことでした。
お母さまが長年ひとりで暮らしてこられたご実家を、姉弟のお二人で相続されました。思い出が詰まった大切な実家をなんとか守りたいという思いから、当初はお二人で定期的に通って掃除や風通しなどの管理を続けておられました。 ところが、お姉さまが腰を痛めてしまい、その後の管理が難しくなったことから、ご相談をいただきました。
ご相談者さまは11年前に弟さまの自宅を相続されましたが、ご自身の持ち家があるため使う予定もなく、掃除や管理もせずに放置されていました。 建物内には、弟さまが使っていた脚立や自転車などが散乱し、さらにご自身で積んだコンクリートブロックや、隣地ぎりぎりに掘られた地下室もあるなど、通常の住宅とは言い難い状態でした。 「息子にこの空き家の問題を残したくない」との思いから、5年前に一度不動産会社に売却相談をしたものの、希望金額が合わず断念。その後もどうしてよいかわからず、途方に暮れていたそうです。
ご相談者さまは、東京都板橋区にお住まいの70代の女性。弟さまが亡くなったことで、埼玉県所沢市にある築42年の家を相続されました。しかし、ご自身はすでに都内にお住まいで、将来的にその家に住む予定もなく、どうすればよいか分からないとのご相談でした。 実際に現地を確認すると、リフォームなどの手入れが行き届いており、築年数を感じさせない立派なご自宅でした。ただ、ご相談者さまにとっては、通気や換気、庭のお手入れといった日々の管理は負担が大きく、なんとかしなければと悩んでおられました。
ご相談者さまは、東京都世田谷区にお住まいの方で、埼玉県所沢市のご実家を相続されました。相続後、他のご兄弟は相続放棄され、ご本人も10代で家を出てから一度も実家に戻っておらず、ご実家は長年空き家のままに。 そのような中、市役所から「道路に竹が伸びているため対処してほしい」との近隣からの苦情を知らせる手紙が届き、問題に直面。さらに、家の中は靴のまま入るしかないほどのゴミ屋敷状態で、とても住める状態ではないとのことでした。
ご相談いただいたのは、ある広い庭付きの空き家を所有する女性の息子さんでした。庭自体は定期的に除草されており一見きれいでしたが、庭には立派な柿の木があり、近隣住民からは「落ちた柿でうちの庭が汚れる」「落ち葉で雨どいが詰まってしまう」といった苦情が寄せられていました。 ご相談者さまによると、所有者であるお母様はすでに高齢で入院中であり、今後ご自宅に戻る可能性は低いとのこと。相続後には売却を検討しているものの、現在は認知症のため売却手続きも進められず、対応に困っている状況でした。
ご相談いただいたのは、長年空き家になっていたご実家についてでした。相続前のため活用はできないものの、管理には困っておられ、現地確認を兼ねてお会いすることに。外から見ると草木が生い茂り、いかにも空き家といった様子でしたが、室内はきれいに保たれていました。「相続したら活用したい」とのことでしたが、それまでの管理方法に悩まれていました。
駅から徒歩3分という好立地にあるご実家。庭だけでも200坪近くある大きな家でしたが、相続された兄弟4人のうち1人が「売りたくない」と主張していたため、空き家のまま管理に苦労されていました。 建物は年々老朽化し、固定資産税や草木の手入れなどの負担も大きく、「このままではどうにもならない」と、当センターにご相談をいただきました。
「父が残した大きな家が、いつの間にか“林”になってしまった――」 ご相談者さまがそう話す空き家は、敷地600坪。10年以上も放置され、木々が生い茂り、敷地内に入るだけでも一苦労の状態でした。屋根は抜け落ち、外壁も崩壊。中に入っても、もはや住めるような状態ではなく、建物の脇には誰かがたき火をしたような焼け跡も残っており、管理の面でも大きなリスクを抱えていました。 問題を複雑にしていたのが、所有者が兄弟6人に分かれていたこと。それぞれの考えや想いがすれ違い、活用も売却もできないまま年月だけが過ぎていったそうです。
お母さまの死去により、築30年以上の実家を一人で相続された相談者さま。相続自体に問題はなかったものの、「思い出の詰まった家を手放したくない」という強い想いがあり、しかし活用方法がわからず、当センターにご相談いただきました。 現地を確認すると、屋根や外壁は数年前に塗装されていて良好な状態でしたが、家の中にはまだ遺品や仏壇が残されている状態。長年空き家だったこともあり、内装の傷みも目立っていました。
適切に管理をしているのに、近隣からのクレームが止まらず精神的ストレスが溜まり困っている
ご相談者は、都内にある古家を兄弟での共有名義で所有されているお兄さまでした。建物自体は老朽化していたものの、立地が良く、売却には十分な価値がある物件でした。ご相談者自身には今後その家を使う予定もなく、遺品整理が終わり次第、売却したいとのご希望でした。 当センターでは、売却までの空き家管理を担当し、提携する不動産会社からは現実的な価格での売却提案を行いました。しかし、もう一人の共有者である弟さまが「この家は査定の2倍で売れるはず」と強く主張。相場から大きく外れた金額でしか売却に応じないという姿勢を崩さず、話し合いは難航しました。
役所から通知が。どうにかしないといけないと思ってはいたが、どうしたらよいか分からなかった
4年前に建て替えたばかりの埼玉にあるご実家が、お母様の他界とお父様の長期入院により、家は無人の状態に。相談者である息子さまは九州在住で、自身の生活基盤も既にあるため、地元に戻る予定はないとのことでした。 とはいえ、「新しく建てた家を手放すつもりはない」「このまま放置するのは避けたい」という強い思いがあり、どう活用すべきかと迷われていました。 また、お父様の入院費も必要となり、家の有効活用が急がれていました。
ご相談者さまが所有する空き家は、長期間にわたって放置されており、外観はひどく荒れていました。車がぶつかったのかシャッターは大きくへこみ、窓ガラスも割れたまま。建物全体も若干傾いており、2階の雨樋が隣家と接触しているという危険な状態でした。 以前から市役所からの改善指導も来ていたとのことですが、ご相談者さまも高齢でなかなか対応できずにいたそうです。将来的に使う予定もないことから、「早く処分したい」とご相談いただきました。
所有者である相談者さまが遠方に住まわれていることもあり、適切に管理されていなかったご実家。トタン屋根はめくれ上がり、強風時には「バタンバタン」と音を立て、外壁や軒裏の老朽化も進んで建材が飛散。近隣からの苦情が相次ぎ、ご相談者さまも精神的に大きな負担を感じておられました。 ご相談時には、「とにかく迷惑をかけている屋根だけでも直したい」とのことでしたが、お話を伺う中で「今後この家を使う予定もなく、できれば手放したい」というお気持ちも明らかになりました。
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