2026年9月17日 公開

先日、こんなニュースが目に留まりました。三重県四日市市にある空き家で今年5月に発生した火災をめぐり、8月27日、非現住建造物等放火の疑いで61歳の男が逮捕されました。男は解体工で、愛知県内でも同様の放火容疑による逮捕歴が2件あるとされています。火は約1時間20分後に消し止められ、木造住宅約200平方メートルが焼損しましたが、けが人はいませんでした。
出典:伊勢新聞「空き家放火、男逮捕 四日市南署」(2026年8月28日)
空き家が放火の被害に遭うケースは、全国で決して珍しくありません。人の出入りがなく異変に気づかれにくいうえ、木造で古い建物が多いことも延焼リスクを高める要因になっています。今回の四日市のケースのように、同一人物が複数の空き家を狙って火をつける事例も報告されており、「自分の家だけは大丈夫」とは言い切れないのが実情です。
放火のきっかけになりやすいのは、郵便物が溜まっている、庭が荒れている、夜もずっと真っ暗といった「誰も見ていない」と外から分かりやすいサインです。逆に言えば、こうしたサインを減らすだけでもリスクはぐっと下げられます。まずは、ご自身の空き家が今どんな状態か、思い出してみることから始めてみましょう。
□ 郵便受けやポストに物が溜まっていないか確認する
□ 庭木や雑草が伸び放題になっていないか見る
□ 玄関・窓・雨戸がしっかり施錠されているか確認する
□ 外灯やセンサーライトが正常に点灯するか確認する
□ 定期的に通気・通水を行い、人の気配を感じさせる工夫をする
□ 現在の火災保険が空き家の状態に対応しているか確認する
□ 近隣の方に連絡先を伝え、異変があれば知らせてもらえる関係を作っておく
気になる点が見つかったら、一人で抱え込まず、空き家管理の専門業者や自治体の空き家相談窓口に早めに相談してみましょう。なかなか足を運べないという方は、当センターの空き家管理代行サービス「空き家あんしん管理」で定期的な見回りをお任せいただく方法もあります。