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台風などの自然災害に備えた空き家管理はできていますか?

2019年10月11日 公開

昨年9月、関西空港の浸水やタンカーの衝突など、関西から北陸にかけて大きな被害を及ぼした台風21号や先日千葉県で大規模な被害をもたらした台風15号はまだ記憶に新しいですが、同レベル、またはそれ以上の規模と言われている台風19号が上陸しようとしています。

このような自然の脅威は人間の力ではコントロールできるものではありませんが、空き家を管理する上では最低限できることをしておくことに尽きます。

雨の問題はもちろんですが、周囲への影響が大きいのはやはり「強風」です。近隣住民や空き家所有者にとって思わぬリスクにもなりえますので、以下を参考に確認・管理を行いましょう。

自然災害に備えた空き家管理・確認事項
[Check 1] 屋根、外壁
屋根や外壁に亀裂やズレ、ひび割れがあると、台風による気圧の変化で、雨漏りすることがあります。事前に点検、補強しておきましょう。忘れがちな軒天のチェックもしましょう!

[Check 2] 外回り
ベランダの排水溝や雨樋が詰まってないか、葉や枝が詰まっていると雨漏りするケースもあります。点検、清掃をしておきましょう。また、門扉など風で開口すると危険なものはロープ等で補強しておきましょう。

[Check 3] 窓や雨戸
窓や雨戸が緩んでいないか、特に雨戸はがたつきがないか、しっかりと点検しておきましょう。必要ならば外から補強しましょう。

[Check 4] 庭の草木や側溝、その他
落ちやすい鉢植えや庭木に支柱をたてたり、家の周りの側溝・排水口は掃除して水はけを良くしておきましょう。テレビアンテナは、針金でしっかり補強し、風でとばされそうな物、たとえばゴミ箱や小石などは飛ばされないように固定しておくことも大事です。

建物の所有者にはいわゆる所有者責任というものがありますが、できる手立てをしておくことで防げるリスクもあります。「放置をせずに考えておく」ということを適正管理の基本として、定期的な管理はもちろん、空き家でも加入できる火災保険を検討するなど、対策をとることが大切であると私たちは考えています。

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