2025年12月5日 公開
寒波や大雪が来ると、普段から人が住んでいる住宅と比べて空き家はリスクが高まります。人が住んでいない家は暖房を入れないため、水道管の中に残った水が凍結しやすく、配管が膨張・破裂することがあります。さらに、屋根やカーポートには雪の重みがかかり、放置すると倒壊や落雪事故につながることも。
こうしたトラブルを防ぐためには、事前の準備と定期的なチェックが欠かせません。
《▲空き家に積雪しているイメージ》
寒波や大雪の予報が出たら、まず次のことを確認しましょう。
危険な状態の空き家は、自治体から「管理不全空家等」や「特定空家等」に指定される可能性があります。指定されると、固定資産税の軽減措置が外れるほか、勧告や命令に従わない場合は過料が科されてしまうことも…。雪害による倒壊や落雪事故は、こうした「管理不全空家等」や「特定空家等」へ指定のきっかけになり得ます。危険が及ぶ兆候を見つけたら、早めに相談・対応することが大切です。
空き家の管理は、思っている以上に体力も気力も必要な作業です。特に冬場は、寒波や大雪への備えが欠かせず、遠方に住んでいる方にとっては大きな負担になります。「自分で全部やらなければ」と無理をする必要はありません。安全を守ることが最優先ですし、管理を委託することで、事故や行政指導のリスクを減らし、心の負担も軽くなります。
今日できることは、ほんの少しの行動です。止水→水抜き→外周チェック→記録→連絡。これだけでも、被害を防ぐ大きな一歩になります。そして、もし「続けるのが大変」「不安がある」と感じたら、私たちに相談してください。無理なく、安心できる方法を一緒に考えましょう。
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注意事項
※屋根や高所の作業は必ず専門業者に依頼してください。
※保険の適用は契約内容と告知状況によります。加入先に必ず確認してください。